「投資用ダイヤモンド」発売

In コラム

“Diamond Bullion”――ダイヤモンド・ブリオン。そんな名称の商品を発売したのはシンガポール・ダイヤモンド・インベストメント・エクスチェンジ(SDiX)だ。

SDiXはダイヤモンド投資専用の取引所として2015年に設立された、物理的に決済されたダイヤモンドにおける、世界で唯一の電子取引所である。シンガポールに本社を置き、グレーディング、ボールト、決済、ロジスティクスに重点を置いたサービスに重点を置いたサービスプロパイダーのグローバルシステムをサポートしている。
他のダイヤモンド業界からは完全に独立しており、大手投資家のグループによって支えられている。その目標は、これまでダイヤモンドを他の資産クラスと同じ易さでトレードできるようにし、金と同等の安全資産の位置づけに押し上げることだ。これまでのダイヤモンドは1つ1つ状態が違い、評価が主観的になりがちであるという理由で投資面では金に1歩遅れてきた。
しかし資産運用としてのダイヤモンドは、重量によって金額が増す金やプラチナとは違い、いくら額が大きくなっても労力を要するほどのサイズになることは少ない。また、価格変動の面でも安定しているという利点がある。

発売は2017年10月2日。ダイヤモンド・ブリオンはシンガポール・ダイヤモンド・ミント・カンパニー(SDM)によりSDiXの卸売価格で供給・標準価格で発行された。そのダイヤモンドの使用目的は”投資”である。ケースは金と銀の2種類で、耐タンパー性の焼結ジルコニア製。ユニークな光学式署名認識システムとシリアル番号がついており、この2つの機能は安全なモバイルアプリを使用して製品の認証を可能にしている。
堅牢なケースの中に納められた投資適格な研磨済みのダイヤモンド5個にも、De Beers Groupのダイヤモンド・グレーディング・アンド・リサーチ(IIDGR)の国際研究所から調達された独自の刻印技術が組み込まれており、この独自のテーブル表記により、商品に封止されたダイヤモンドの識別することが出来る。これは、販売された各商品に納められたダイヤモンドたちの信頼性を保証する為に不可欠である。

ダイヤモンド・ブリオンは、SDiXのモバイルアプリやサイトを通すことによってリアルタイムな価格データでトレードを行うことが出来る。ダイヤモンドの鑑定や関連データへのアクセスも可能だ。
クレジットカードサイズのパッケージのため、持ち運びが容易であり、マイクロチップも内蔵しているため紛失や盗難の被害にあったとしても、簡単に追跡可能となっている。

このダイヤモンド・ブリオンは、現在SDiXに独占的に”上場”されている。投資家はSDiXウェブサイトまたはSDMモバイルアプリを通じてリアルタイムの価格データを入手することが出来る。これは、ダイヤモンド認証からトレーディング機能、その他のデータサービスまで様々な独自のツールを提供しており、トレードはSDiX Electronic Central Depositoryに記録されており、今後はブロックチェーン経由で利用可能になる予定だ。

投資用ダイヤモンドは、今後数か月、富裕層や民間銀行を含むSDiXや他のSDMディストリビューターのブローカーメンバーを介して、グローバル認定投資家や専門投資家に注文することが出来る。注文が完了し、購入された後、この商品は購入者の元へに直接送付するか、シンガポールフリーポートやSDiXの会社または指名された銀行が運営する世界各地の専用保管庫に保管することができる。

シンガポール・ダイヤモンド・ミント・カンパニーの会長でSDiXの株主であるフランシス・ヨーは次のように述べている。
「ダイヤモンド・ブリオンは”ダイヤモンドの金塊”である。投資家がダイヤモンドの真の価値に初めてアクセスするための、標準的でポータブルで、流動性の高いフォーマット。これは地球上でもっとも豊かな富の形態であり、将来の世代に引き継ぐことができる投資だ。ダイヤモンド・ブリオンは、ダイヤモンドをトレードするための従来の障害を効果的に排除する。投資家は、マーケットの他の商品と同じように、SDiX上でこの商品を卸売価格で独占的にトレードすることができ、ダイヤモンドに完全かつ代替可能な資産として透明性と信頼をもたらすでしょう。」

そして、シンガポール・ダイヤモンド・ミント・カンパニーの副会長でSDiXの株主であるサイモン・マレーは次のように述べている。
「商品交換技術をダイヤモンド市場に導入することにより、SDiXは業界全体にとって真の価格発見メカニズムを作り出しました。ダイヤモンド・ブリオンの導入により、ダイヤモンドのトレーディングと流動性を資産クラスとして強化しています。投資家は、ダイヤモンドの伝統的な市場への無関係なプロファイルにアクセスし、リスク調整後のポートフィリオ収益を潜在的に改善するスマートな多様化ツールとしてのボラティリティとインフレに対するヘッジを行うことが出来ます。かつてないほどの地政学的状況や経済的不確実性に直面している現時点では、ダイヤモンド・ブリオンは安全な避難所の資産であり、新たな投資機会の鍵を握る価値観であり、新たな富裕層を代表していると言えるでしょう。」

Join Our Newsletter!

Love Daynight? We love to tell you about our new stuff. Subscribe to newsletter!

You may also read!

<株価>週明けも不安定か NYは指標発表など控え

【ワシントン清水憲司】日本を含む世界的な株価下落の起点となったニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、   2/11(日) 7:00配信 (さらに…)

Read More...

乱高下の米国株式市場、反発して取引終了(9日)

2月9日金曜日ー米国株式市場は主要3指数がそろって約1%上昇して終了した。 2/10(土) 7:46配信 (さらに…)

Read More...
New red bus appears on London streets

米金利上昇で世界株安 新たな局面へ覚悟が要る

急激過ぎた株高の一時的反動か、それとも潮目の本格的変調か。  ニューヨーク株式市場の大幅続落が日本を含め世界に波及した。東京市場は日経平均株価が2日間で計1600円超の値下がりである。  注目すべきは、急落のきっかけだ。米国の雇用統計で、賃金上昇率が高水準になったことである。  本来、経済にとって良い話題のはずだ。ところが、史上最大の株価下落につながった。  景気改善が進めば米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げのペースが上がる可能性がある。それを見越し長期金利が上昇した。金利上昇は株高への終止符とならないか。不安が広がった。  裏を返せば、これまでの株高や資産価格全般の高騰が、いかに低インフレ、低金利政策に依存したものだったかということだ。  FRB議長に就任したその日、株価の記録的下落に見舞われたパウエル氏には、厳しい船出となった。市場の動揺を気にし過ぎて利上げが遅れると、本格的なインフレやバブルを招きかねない。反対に利上げが投資家の不安心理をかき立て過ぎると、景気全体にも悪影響が及ぶ。  こうした試練は、FRBをはじめ主要国の中央銀行が、リーマン・ショック後、大規模な金融緩和に踏み出した時点で懸念されていた。劇薬のように強い刺激策は、出口政策に向かうと、市場の反動に見舞われるという逆説である。  これは、FRBより過激な金融緩和を、より長期間実施している日銀にとって、示唆に富む事態といえそうだ。  日銀の黒田東彦総裁は4月初めに5年の任期が満了を迎える。異次元緩和と称される前例のない大規模緩和を導入した張本人だが、続投となっても交代となっても、市場は従来の政策からの変化を過敏に嗅ぎ取ろうとするだろう。  実際、黒田総裁がやや楽観的な物価見通しを示しただけで、円高が進んだ。政策の目標達成が最大の不安材料になるというのが、異次元緩和に内在する矛盾なのである。  いずれにせよ、「今まで通り」の継続を想定できない局面に入ったということだろう。市場関係者も政策担当者も覚悟が必要だ。

Read More...

Leave a reply:

Your email address will not be published.

CAPTCHA


Mobile Sliding Menu

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。